ヨハンは留学生組だけで実技だったっけ?
あぁくっそー、今日は休めばよかったぜ。
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とある日の授業中、爆睡していた十代の口から漏れたこの言葉に、翔は眠気が吹き飛んだ。 何故かって?
そりゃ、好きで好きでしょうがない愛しいアニキ分が、さっきの言葉とともに腰の辺りを摩っていたのだ。 それが自分より身長がある、自分と同じ男だとしても。
翔は、思わず頭の中で繰り広げられそうになった思考を気合でストップし、隣で机に伏せている十代におずおずと声を掛けた。 「んー・・・どうした?」 相当熟睡していたのか、起こされた十代は盛大なあくびをし、潤んだ瞳で見上げてきた。 「えっ?!いや、あの、そのっ、アニキがうなされてるみたいで、えーと・・・」 「俺がうなされてた?つーかどうしたんだ翔?真っ赤だぞ?」
あまりの事でしどろもどろになる翔を尻目に、伏せていた机から身を起した十代は、また顔をわずかに歪めた。 「ちょ、ちょっとっと僕トイレ行ってくるっす。」 と言い残してもの凄い勢いで教室を後にした。 残された十代は、無意識に腰をさすりながら「アイツ、どうしたんだ?」と首を傾けるしかない。
「これが所謂天然デストロイ、か。」 「え?なんか言ったかサンダー?」 くるっと振り向いた十代をなんでもないと軽くあしらい、ついでとばかりに問うてみる。 「貴様、腰が痛いのか?」
万丈目とて十代に焦がれる1人、翔より理性は上回ったようだが気にならない訳がない。 しかし。そんな楽観的な万丈目に対して、質問を投げられた十代は若干驚いたように目を見開いた。 「な、なんでわかんだよ?」 「何故って、さっきから腰を摩っているだろ。」
ほら。と万丈目が指を指した方向を辿ると、腰の辺りに当てられた十代の左手が。 この様子を見て、流石に嫌な予感がした。 「十代?お前、まさかとは思うが『がたがたがたガタガタガタタタタ』
万丈目は身を乗り出し十代に答えを迫ろうとしたが、授業が終わった生徒達に言葉をかき消されてしまった。 「待て」
今はまだ確定とまではいかないが、どうやらサルも(以下略)という訳でもなさそうで。 「てぇーっ!な、なんなんだよサンダー!」 勢いがよすぎたのか、うっすら瞳に涙を浮かべる十代の、その顔の横に右手を付け、左で顎を持ち上げる。 「で?」 「?」
顎を固定している為か、それとも万丈目の目が真剣すぎたのか。 「どうして腰が痛いのか、きっちり説明願おうか。」 「だーかーらっ 別になんともないって!」
今度は本気で焦り始めた十代に、ほとんど確信を持ってしまった万丈目は、イライラと舌を打った。 「・・・・・ヨハンか?」 「・・・!!」
その言葉に、十代の瞳が微かに揺れた。
「チッ。噂をすればなんとやらか。」 万丈目は十代を解放してやると、ものすごい速さで近づいてくるヨハンに不敵に笑いかけた。 「サンダー、十代になにをしていた。」 「いやなに。ただちょっとした質問しただけだ。」 「質問・・・?」 ヨハンは睨むように万丈目を見ながら、立ち尽くしたままの十代に駆け寄って行く。 「どうして腰を痛めたのか。翔も気になってたみたいだからな。俺が変わりに聞いてやった。」
そう言ってじゃぁなと去って行く万丈目。 十代はまた困ったように笑って、ポリポリと頬を掻く。 「いやぁー、無意識の内に腰を摩ってたみたいで、さ。」
無意識って怖いなぁアハハと冗談っぽく笑うのを見て、ヨハンは十代を引き寄せ抱きしめた。 「それは俺のセリフだって。・・・あいつに、サンダーに何もされてないか?」
心配そうに顔を覗きこんで、重ねるだけのキスをした。 「ほんと、目を離せばすぐに悪い虫が付きそうだよなぁ十代って。」 「なんだよそれー。」 「まぁ今回は俺のせいみたいだけど。昨日の夜、がっつきすぎたよな。ごめん。」 「あやまるなって。お、俺だって。その・・・//」 「ははっ。わかってるって。愛してるぜ、十代っっvv」
「くそ。ヨハンのヤツ。よくも十代の貞操を・・・!!」
そんな危ない言葉を呟きながら、ふと、足を止めた。 「そうだ、なら奪えばいいじゃないか!!」 ぐっと拳を握る万丈目。 「待ってろ十代!!いつか貴様を手に入れてやる!!!」
「ん?どうした十代?」 「いや、なんか寒気が・・・」
あとがき あれ?なんかだらだらした文章になってしまいました。汗 ヨハ十あまあまギャグ目指してたんですけどねー・・・
とにかく、読んで下さった方、ありがとうございました!! |